2019年5月22日

ダンロップ スポーツサンダルDSM43


ダンロップ スポーツサンダルDSM43 写真素材はWowma!から引用
全然バイクに乗れていない樹生です。
職場のデスクワーク時の仮履きように、サンダルを買ったのですが、これがとてもよかったので、レポートします。(ちょっと長い記事です。)

職場では、バックヤードでのデスクワークと、表での対人営業を切り替えながら行っている私ですが、私の長年の悩みは、足がすごく汗っかきなのです。
靴をはいていると、半日で靴下がぐしょぐしょになるくらいです。それで、足が臭くなってしまうのが、もう30年来の悩みで(すみません、こんな話で。)靴下の替えを持っていって職場で履き替えることもしばしば。
デスクワークを行うバックヤードでは、できるだけ靴を履いていたくなくて、それでスリッパなどを使用していたのですが、これが、バックヤード内での移動、荷物運びなどの時にどうも具合悪い。
それで、かかとホールドのついたスリッパ…というか、サンダルというか、そういうのを探していたのですが、たまたま、店頭で見かけたのを買ったら、大ヒット!だったというわけです。

ダンロップのスポーツサンダル、DSM43というモデルです。


冒頭の写真素材引用に使わせていただいた、「Wowma!」の説明によると、
ダンロップ スポーツサンダル DSM43
履き心地のいいダンロップのコンフォートサンダル!
【Lサイズの参考サイズ明細】
【靴幅】・・約11cm
【ヒールの高さ】・・約2cm
【重さ】・・約250g
【アッパー】・・ポリエステル/合成皮革
【アウトソール】・・合成底
【S(24.0~24.5cm)/M(25.0cm~25.5cm)/L(26.0cm~26.5cm)/
LL(27.0cm~27.5cm】
となっています。別の通販サイト、「ポンパレモール」の説明では、
DUNLOP ダンロップ スポーツサンダル DSM43 メンズ エアークッション
品番 DSM43
素材 アッパー素材:合成皮革、ポリエステル
ソール素材:合成底
カラー ブラック,ネイビー/ブラウン,レッド
サイズ S(24.0cm-24.5cm),M(25.0cm-25.5cm),L(26.0cm-26.5cm),LL(27.0cm-27.5cm),XL(28.0cm-28.5cm)
特徴 踵部にエアーカプセルを搭載しクッション性抜群!
また、天板には足あたりの良いEVAを使用し快適な履き心地。
履き口が全開する面ファスナーでフィット感も調節可能に♪
ちょっとしたお出掛けからレジャーまで様々なシーンで活躍してくれます。 
となっていました。
基本的に私は通販は使用しない方で(絶対しない方針ではなく、たまたまです)、店頭で見て買うタイプなのですが、今回もそうなりました。

私、足でかくて、28.0cmです。
このサンダルはXLに28.0~28.5があったので、試し履きして、XLを購入。

使っているのですが、相当によくて、上機嫌になっています。


私は、外をサンダルで歩くことはまずありません。何かの拍子に足の指の爪をはがしてしまうようなことが起こらないとも限らない……なんて、しょうもない杞憂めいたことを考えている輩なわけです。
それに、仕事でもプライベートでもビーチに行くことがほぼないので、まあ、出番がないのですね。

…と、どうでもいい話はさておき、このサンダル、上から見るとそのシルエットは、ほぼ運動靴。アッパーがサンダル的にスカスカになってるだけなのが見てとれます。


真横からみると、こうです。ピント外れててすみません。
底の部分がほぼ、スニーカーですね。サンダルのアッパーをつなげる部分が上にせり上がっていて、これが足底のホールド性を高めている…という合理的な構造。


裏面です。
かかとがあり、青いところは、エアソール(エアークッション)が入っていることをわざわざ見せるデザイン。
かかとに限らず厚みがたっぷりあって、クッション性がよく、歩き心地がとても快適なのです。
これが驚きでした。これはもう、下手なスニーカーよりもずっと足が疲れない、硬い床の上で過ごす人間には有難いソールです。
たとえるなら、公園の芝生の上を歩いているようなふかふか加減です。
足の指の付け根に相当するあたりにある、靴を横切る溝。
歩くときに足指が曲がる、そのときの動きにソールが追随しやすくなっています。
これも歩きやすさ、疲れなさの要因の一つ。


アッパー部は、足の横をサポートする合皮性のパーツ(黒い部分)の内側に、ウェットスーツのような合成ゴムのパーツ(赤い部分)がついている二重構造。
この赤い部分のポリエステル、ネオプレーンというべきでしょうか(ちがうかもしれません)、当たりがソフトで若干の伸縮性があります。
これで靴ずれを防止しているわけです。このあたりのソフトさも心地よさのひとつです。
足の指の付け根当たり、足首の前、かかとの後ろの3か所での足のホールドは、簡にして要、これでぴたっと足が固定されます。

また、ソールの素材も使い分けが秀逸ですね。
足の指でしっかりつかむように蹴る。歩くときはそういう動きをするものですが、その足指の部分は比較的硬めの素材で、グリップもよく、「つかむ」感覚がつかみやすい。
かかとや母指球などは、赤い素材ですが、これは柔らかめで少しスポンジ―な感じ。しかし、滑りにくさはしっかりしていて、体重のかかる足裏をやさしくサポートしています。


フィッティングはベルクロなので、無段階に自分の足の形に応じて締め込み、緩めることができます。幅広足な私はかなり広くとっています。一度決めてしまえば、そのサイズで行ける。なんか、イージーオーダーしてるみたいですよね。


足首の前後のホールドはこういう感じで、Y字になっています。
ここもベルクロで無段階に調整できます。



履いたところです。
この3点ホールドで全然足が揺れないのがお分かりいただけると思います。
サンダルに靴下は邪道だそうですが、バックヤードからフロントに出るときは靴を履くのですから、常に靴下は履いています。


前の方のホールドは足の幅の一番広いところでホールドするわけですが、足首のホールドが効いているので、スリッパのように前後に足がぶれることがありません。
それで足が前にずれない。だから必要以上に前のホールドをきつくする必要がない。
ぎゅっと締め付けることなく、足が横ブレしないようにホールドをセットすればよい。
よこにぐらぐらすると、無意識にそれを修正しようとして、実は歩き方が変になったり、微妙に神経が疲れたりします。この積み重ねは、ストレスが高く、時間的に余裕のない職場ではかなり「大きい」。このサンダルを履いて、今までいかに、ただ歩くことで気をつかっていたか、自覚させられた…という次第です。


広角レンズのせいで手が異様に大きく見えますが、かなりデフォルメされています。
サイズをベルクロで微調整できたら、脱ぎ着は、このプラスチックのバックルの脱着でおこないます。大きくて、見ない状態でも操作可能ですが、結局見ながらやった方が確実で早いです。片手でできますが、私は今は両手で操作しています。いまのところ、その方が早いので。

いちど調整が済めば、あとは金具だけで脱着するので、いつでもワンタッチ、ジャストサイズの履き心地がキープできるというわけです。


後ろから見たところです。この写真だと、金具が足にあたりそうに見えますが、一つ上の写真と一緒に見てもらえば分かる通り、ネオプレーンのアッパーが来ていますので、(この写真では少し内側に倒れていますが)足に金具が当たることはありません。
足に当たる内側のアッパーはすべてネオプレーン。やわらかいホールドです。
またソールの包み込むような形状もお分かりいただけると思います。
こういう形状なのでサイズ展開が普通のサンダルやスリッパよりもこまめに指定されているわけです。
赤いソール部分、柔らかくてでも滑らない感じ、感じられるでしょうか。
かかとの後ろ周りのホールドも、幅広で足に食い込むことがないのがいいですね。


前ホールドのアップです。
ホールドがアーチ状になって真ん中があいています。
これは通気性をよくしていると同時に、ソールの切り欠きとも位置が一致しています。
つまり、足指のところから足が折れ曲がってもその動きがしやすく、サンダルも追随しやすくなる構造になっています。
剛性は外側の合皮で受け持ち、内側のネオプレーンでクッション性を担当しているのがよくわかると思います。
ネオプレーンの裏側、足に当たる部分は黒色で、ラッセルメッシュのような織り方になっています。これもまた足触りの柔らかさに貢献しています。

つま先がちょっと持ち上がってかすかに反ったデザインは、歩くときに床のものにひっかかり、つまずき、が起こりにくい、そういうデザインでもあることが分かります。

こういったデザインは、さすがに考えられている、何年も作り続け、改良をし続けてきているメーカーだと、感心することしきりです。プロはプロ。
スポーツサンダル、と銘打つのも納得できる気がします。


かかと部分のアップです。
Y字の丈夫でかかとを前後からホールドしているので、あまりねじれるような強い力はホールドのソールとの接合面にはかからない。それでもかなりしっかり作り、先も言った通りにこの部分のソールが持ち上がって接合面を補強すると同時に、足の横ブレを防いで歩きやすさ、履き心地の安心感を増しています。
かかとのエアークッションはかなり大きいですね。
これが本当に効いている感じでした。歩いていても快適でした。


さて、履き方、なのですが、私はあえて、ホールドを少し緩めにして、足の指先を上げた時にソールとの間に隙間ができるようにしています。


かかとの方も持ち上げると、これくらい上がるように緩めにしています。

これをぴたっと締めて履くことも可能で、そうすると、足とサンダルというか、高性能ソールが一体化したような、素晴らしい歩き心地が得られるのですが、その効果が損なわれないぎりぎりのところまで緩めて履いているのが現状です。

どうしてかというと、ソールと足裏との間に動くたびに空間ができ、足の裏の蒸れを防ぐことができるからです。

その方が脱着も早い。

サンダルの中で歩くときに足が大きくずれることがなく、しかもどこも密着していないで、通気性が担保できる。

そういうバランスを探して、今のところ、ここになっています。
思ったよりもかかとは上がっても大丈夫でした。横ずれしない方が重要なようです。

また、歩きながら、使いながら、ベストの位置を探していきたいと思います。
このあたり、バイクのタイヤの空気圧や、サスペンションのセッティングに似も似てますね。なんか、楽しみです。

…ということで、非常に気に入った、ダンロップのスポーツサンダル、DSM43でした。
耐久性がどれくらいあるか、これは履いてみないとわかりませんが、通販サイトだとだいたい3,000円をちょっと越えるか、という程度のお値段。
アッパーとソールの接合面の強度にどれくれい期待できるか、これは使用しながら、見ていきたいと思います。

歩くだけで、毎回気持ちいい。
もうだいぶ前からあるモデルみたいですが、サンダルの進歩に今更ながら驚いた私でした。
そして、モノづくりはやはり常に進歩しているのだなあ…と、改めて思いました。
これを開発した人たちがいる。
そうした人たちの存在を感じさせてくれる、それも、買い物の楽しさのひとつかもしれません。

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