2019年5月19日

障子の破れを

よく晴れて絶好のツーリング日和の今日。
私は自宅でデスクワーク。
合間に、我が家の和室の畳干しをしました。

一日晴れた陽の下、風に当たって、畳はいい匂いに。
畳の下の床の掃除もできて、気持ちよくなりました。


障子を閉めると、ほの暗い光が、なぜか心を落ち着かせて、
谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」なんかを思い出させます。

建てて14年目に入っている我が家。
和室の障子も、いろいろぶつけちゃったりして、穴が開きました。

破け跡一つひとつに思い出があります。


妻は破けるたびに、そこを桜の花びらの形に切った和紙を張って、修繕。

模様みたいで、おしゃれでいいね。

と。


桜好きの妻らしい、やり方です。
傷も、破れも、暮らしの歴史、暮らしの記憶。


そうやって、時は、流れていきます。

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