今でもツーリングマップルには乗っていて、訪れるライダーも増えて来たようだ。
2019/9/8 10:29 |
この辺りは、牧場と、畑と、森林とが入り混じっているエリア。
こういう道も多い。
では、望羊の丘へ。
昔、ツーリングマップルの表紙になる前から、この丘の上の牧場は僕のお気にいりの場所で、何度来ても、何時間いても、農作業の方以外の方に出会うこともなく、いつも風景を独り占め状態だった。
そこで、僕は、この場所を「秘密の場所」とひそかに読んでいたのだが、いつの間にか「望羊の丘」という名前が付き、看板も立ち、訪れる人も徐々に増えてきているらしい。
まあ、僕でさえ普通にたどり着いたのだ、誰だってたどり着くし、こんなに景色のいい場所がインターネット網が発達した日本でいつまでも無名なはずもない。
2019/9/8 10:43 |
遥か丘を下った向こうには、見えていないが尻別川が流れ、その向こうに羊蹄山がそびえる。
2019/9/8 10:43 |
山の色も秋の色。
秋がもうこの辺りを包んでいる。
2019/9/8 10:44 |
尻別岳の、今は見えていない向こう側の台地を南下していくと、洞爺湖が大きく横たわる。
2019/9/8 10:44 |
青いトラクターがお仕事中。
丘の上のポプラは、風になびいているように見える。
左手の一番奥、山頂に白い雲を被った連山は、ニセコ連峰。
2019/9/8 10:45 |
手前の一本木は、秋が進むと、真っ赤に紅葉する。
2019/9/8 10:50 |
ゆきかぜ、ちょっとしゃれて、キザに決めてみないか。
ちょこんとかぶって、帽子代わりに。
2019/9/8 10:50 |
ああ、気がつけば、11時。
30分以上この丘にいたことになる。
今日は南下するんだった。
「じゃあね、羊蹄山。」
なんて言葉が出しにくい程、ここの空気は、広くて、気持ちよくて、少し厳かだ。
ちょっと気取るには、ちょっとした勇気が必要だ。
いや、そんなの見栄か。
でも、見栄を張らずに自然体で生きていくことって、とても難しいな。
よけいな煩悩を洗い流すには、まだまだ浴びる風が足りていないようだ。
謙虚な思いで、でも、はずむ心は解き放ち、
決して驕らず、でも、自尊感情はうきうきと持つ。
そんな人になるには、まだまだ、旅が必要なようだ。
「また来ます、羊蹄山」
やっぱりそうなっちゃうか。
さあ、南へ。行こうじゃないか。
(つづく)
(明日の更新はお休みします。次回は、あさってから)
あぁ、ヤバいよ。行きたくなってしまう。
返信削除来年2020年夏の東京は各国の客人でごった返す...北の大地へ逃げようか(?)
tkjさん、ぜひ、いらっしゃいませ!
削除北の大地は、いつでもそこにあります。