2019年9月8日

MOTOGUZZI V7 リアシート上。クシタニK-3551 HIP BAG

前回の「シート下」記事を書く前に、「シート下、どうする?」という記事をあげて、そこでシートバッグどうする問題もあるという話をちょっとだけしました。
大きなシートバッグは、シートの後ろ目にポジションを取ることの多い僕には、ライディングの時、ちょっと気になるので、あまり置きたくない。それに、またがるときに足を大きく開けなくてはならないのも、ちょっと面倒。
でも、タンクバッグだけだと、ちょっと足りない時や、タンクバッグを付けるほどでもないときなんかに、何かバッグがあればとても便利だなあ…とは、思っていたんです。

で、ここ数年は、クシタニのヒップバッグを付けて走ることが多かったのですが、
身体にいろいろ付けているのも、なんか、もうちょっと身軽感が欲しい…。

今年の春は、何度もバイク用品店に行って、振り分けバッグや、リアシートバッグ、バックパックなんかもいろいろ見て、これか……、というところまで行ったものの、購入には至らず、そのままになっていたのでした。

通常のリアシートバッグは、縦が長く、先に書いたように、ライディング時にポジションチェンジがやりにくくなるのが、どうも気に食わない。
短いのもあるのですが、V7のシートは、一体型の二人掛けなのですが。リヤ部分は意外と小さく、長さは25㎝もないのです。
どちらかというと、横長な感じ。

横長のシートバッグもあるのですが、なかなかピッタリのがない。
いい感じのものを、2つぐらいに絞ったのですけれど、高さが、普通ではあるのですが、さっと跨ってパッと出発するのが、ゆきかぜ号のいいところなのに、またがりにくくなるのは、避けたいのです。

ないなあ…と、思っていたら、ある晩、布団の中で、思いついたのでした。

ヒップバッグ、そのままリアシートに着くんじゃないか。


置いてみると、あら、ぴったり。

これ、行けるかもしれない。


これはちょっと仮止めしたところです。
リアシートにちょうどのサイズ。長さも、幅も。
上を前にして置くと、後ろに向かって絞られていく感じも、なんか合ってるような。



ヒップバッグは、大きめのウェストバッグの上に五角形のフラップが乗っているような形状。
青い部分はリフレクト。
ゴムコードは、例えばグローブなんかを一時的に挟むのにもいい。
左右のファスナーをあけると、中で一つにつながったポケットが、フラップに。


フラップを開けるとこんな感じ。
H215×W270×D90mm(5.2L)の、これが本体。
フラップは五角形の底辺が留まっていてあとはこんなに開くこともできるし、絞って閉じることもできる。
ここに、バッグ本体に入らない大き目の雑誌なんかを挟んで停めても、落下しないし、合羽みたいなものを挟み込んで締めても落ちないし、いろんな使い方ができます。

本体の外側は全面メッシュのポケット。


本体の上部のファスナーを開けると、メイン気室になかにもう一つ、ファスナー付きポケットがあります。
容量5.2ℓは、もともと大き目のウェストバッグだ(ヒップバッグですけど)と思えば、まあ大き目。
いろんなものが入れられます。

理想は、ライディング時はシートに固定し、バイクを停めるときは、ヒップバッグやショルダーバッグとしてワンタッチで外れて持ち運び出来るというもの。
工夫すればできるんじゃないでしょうか。


ヒップバッグとしてお腹に回している部分を、シートの下に回せばまあ、止まりそうですよね。
ただ、それだとシートが閉まりにくい(留まりにくい)のです。
どうしようかなといろいろやってみたのですが、


ジャストサイズゆえの裏技が。
バッグの両端のベルトにつなぐバックルの部分が、ヒップバッグをシートに被せると、ちょうどシートのヘリに引っ掛けることが可能な位置に。


シート縁の真下から見上げた写真ですが、ループになった布の輪の先からシート下にバックルが挟み込まれているのが見えると思います。
ちょうどグラブバーがあるところで、この隙間がまた、バックルを差し込むのにぴったり。

これで、左右は大丈夫だけど、このままだと、そのまま後ろにずれて落ちていくことになるでしょう。

そこで、バッグが後ろにずれないようにすることを考えます。


ヒップバッグの天の中央部分にあるDカン。これ使えそうですね。


リアシートのヘリにバックルを引っかけ、(写真では引っかかった状態を再現)
前方からショルダーベルトで先のDカンに掛ければ、がっちり固定されて動かないのでは。

シート下を通して表に回したショルダーベルトをDカンに通し、

メイン気室の横のフラップ部分にあるDカンに掛けて留める。
伸縮性のないベルトでやっているので、テンションがかかってピッタリサイズになるように長さを調整。

おお、できた!

でも、すぐにちょっと気になりました。
これ、最後バッグを上に引っ張ってますよね。
バッグ本体を下にとどめているのはさっきひっかけたバックルなのですが、
そこにかかる上に引っ張られる力が大きすぎないか。
それに、シートバッグになるのだから、シートに向かって、下へテンションがかかるように止めるべきではないか。

あらあら。


そこでベルトの長さを伸ばして、一度グラブバーを通してから左右フラップのDカンに通してみました。

うん、これで、トップ中央のDカンと、左右フラップのDカン、3か所で、バッグがシートに固定されている状態になりました。

やった!
トップDカンが伸縮性のないベルトでがっちり固定されているので、これより後ろにずれて、最悪後方へバッグ落下……ということはありません。

でも、今度はこれ、走ってるうちに前へずれてこないだろうか。

あららら。
じ、じゃあ…!

シートの後ろからコードを回して、後ろにも引っ張ればいいのでは。
ああ、でも手持ちに黒い長さのちょうどいいものなんてない。
仕方がないので、青いゴムコードをシート後ろから回して、長さはグラブバーにぐるぐる巻きにして、固定。
ああ、かっこわる!

サイズ的にもぴったり。
何回かこの状態で走ったけど、
物を入れても、高さが低いので、跨ぐときじゃまにならないし、
リアシートの中に完全に収まって、しかもリアシート座面とほぼぴったりのサイズなので、見た目の違和感も少なく、ライディング時にポジションを変えても邪魔にならない。
容量も、小物類やカメラを入れるにはまあいい感じ。

というわけで、リアシート問題、現況はこういうところなのでした。

シート固定の仕方を、なるべく簡単に着脱できるようにして、しかもベルト類は黒一色で統一できればいいのですが、それは先の楽しみにしておきましょう。
できれば、この冬、そこを完成形に持っていきたいと思っています。

0 件のコメント:

コメントを投稿