2016年5月2日

夕方、簾舞まで。(4月30日)

予定を変更して、4月30日の夕方、少しだけ走った、簾舞までのバイク散歩をレポートします。
4月30日は、明け方にアラレが降り、日中も午前中を中心に小雪が舞う天気でした。
夕方、やっと雲の切れ間から明るい陽が射し始め、同時に僕の仕事も行き詰ってにっちもさっちもいかなくなり、ここは走るしかないと、午後5時を過ぎたというのに、急遽走ることにしたのです。


2016/4/30 17:29 (写真はクリックすると少し大きくなります。以下同)
小林峠を越えて、札幌市南区へ。
峠を越えて、下る途中に一本のコブシの樹があります。
もう12年前から僕のお気に入りで、最初の6年は、毎朝の通勤ルートでもありました。
今日はまだ、三分咲きといったところでしょうか。
気温は4℃。峠は道の両側に雪がありました。

南区、南沢から白川方面へ、裏道を抜けて行きます。
ゆきかぜを買って以来、時間がない時にちょっと走る、定番のルートです。

寒い中ですが、エンジンは快調。
ハンドルのレバー角度も、大分改善されています。
ミラーはまだ少し改善の余地あり。
シフトは小気味よく、パチッと決まります。
ステップ位置は後ろ過ぎず。これはバックステップではなく、通常ステップだと改めて感じます。
やっぱりノーマルは前過ぎるようなきがします。


2016/4/30 17:46
いつも写真を撮らせてもらう、田んぼと薪や道具を置く小屋の前に来ました。
田んぼはまだ刈り跡を残していて、水も張られていません。まだまだ、田植えは先です。
もう夕日は山陰に隠れようとしています。
少し急ぎましょう。

2016/4/30 17:51
芽吹きの前の林が、夕日を浴びて白く輝いていました。
まぶしい位で、4月末の太陽の光の力を感じます。
今朝まで雪が降っていた空。
それでももう明日には5月。
冷たい空気は、スキーズボンを通して、下のジーンズを冷たく感じさせます。


2016/4/30 17:52


後ろにあるのは、八剣山。夕方のドラマチックな時間が始まっています。

2016/4/30 17:55
手前の山の影が、八剣山にかかって行きます。あと10分くらいで八剣山も陰に入るでしょう。
赤い空は藍色になり、やがて星が瞬き出す時間は、とてもドラマティックで素敵なのですが、
7時前には帰りたいです。
残念ですが、引き返すことにします。

短い散歩でしたが、何点か発見もありました。
赤井川へのツーリングの後、ハンドル角度、レバー角度、レバーホルダーの内側への移動など、それぞれはごくわずかな調整でしたが、ハンドリングに微細に、しかし、明確に効いていました。
舵角の入り方(通常のコーナリングでは舵角が付くと言っても、2~3°くらいのことが多いです、ほんの微細なものです)が、より明確になったような気がします。(気のせいの可能性もあります。)
しかし、舵角が入りすぎてフロントから曲がって行くオーバーステア的なことはなく、両輪がバランスして曲がる感じは、とても気持ちいい旋回です。かなりひろい域でニュートラルを維持できるのは、バランスを崩してはいないな、と少しほっとするところでもあります。

2016/4/30 18:17
夕暮れの小林峠、頂上の小さな駐車場で写真を撮ろうと止まったら、しばらくして、一台の車が入ってきました。
ここからは夕日はとれないよ…と、思ってみていると、車から男性は二人降りてきました。中学~高校生くらいの男性と、父親くらいの年齢の男性の二人です。
年上の方の男性は僕と同じか、少し上くらいの年齢でしょうか。
…と、その年上の方が声を掛けてきました。
「すみません。それ、モトグッチですよね。」
「はい、そうです。」
「いやあ、そうかなと思って止まったんですよ。珍しいですよね。」
「はあ、まあ、あんまり頻繁には合わないですね。」
「いやあ、僕も若い頃は乗っていたんですよ。CBの四発。でもその頃は二気筒のよさって、分からなかったなあ…、面白いでしょ」
「はい、走ってると、とっても面白いですね。」

…そんなことを話していると、若い男性も、興味があるのか、ゆきかぜ号をいろいろ見てます。
「すみません、写真撮っていいですか?」
若い男性が訊いてきました。もちろん、OKです。
その人はサイドカバーのV7Specialの文字をアップで撮ったり、いろいろゆきかぜの写真を撮っていました。

気温3℃。
寒い中、10分から15分くらい話したでしょうか。
年上の方の男性は、1970年代の前半、御自分はCBをお持ちで、友達のモトグッチやトライアンフ
のボンネ、ドゥカのイモラ750等を借りて走ったことがあるそうで、CBにくらべ、ツインたちがスリムで、コーナリングマシンだなあと感じだことなどを懐かしそうに話してくれました。
若い方の男性も、バイクに興味があるのか、そういう話を興味深そうに聞き、ゆきかぜの写真を撮ったり、寒い中楽しそうにしていました。

ゆきかぜに乗ってから、昔乗っていたんだ、という方に声を掛けられることが多くなりました。
それも、モトグッツィに限ったことでなく、単車に乗ってたんだと話しかけられることが増えました。
ゆきかぜの「オートバイ」という外観が、昔を思い起こさせるのでしょうか。

休みのツーリング等では基本的に一人で行動する僕ですが、こんなふうな出会いも、そんなに悪くないなあ…と思いました。

ポジション調整も大まかにはいいところまで来たように思います。
しかし、本当にしっくり嵌る…という感覚までには、もう少し。
走りながら、徐々に微調整を続けたいと思います。

4 件のコメント:

  1. こんにちはルイです。先週末ようやっと納車しました。Specialの青白です。まだ通勤と雑用に150kmほどしか走っていませんしR1からの乗り換えなので戸惑いも少しありますが、よい選択だったと思っています。これから少しずつ開拓が楽しみです。

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    1. ルイさん、こんにちは。
      V7Special納車、おめでとうございます!
      R1とはポジションからエンジンからタイヤから何から何まで違う感じですが、
      アクセルで操れるコーナリング(ただし限界よりも前の領域^^;)や、見事なニュートラルステアの感覚など、ハンドリングのヤマハに相通ずる面も隠し持っていると思います。
      青白は斜めのラインのとてもきれいなカラーリングですよね。
      S1000の伝統を引き継ぎ、でも再現でなく新しいカラーリングで新鮮な輝きを見せた、イタリアンらしい美しさだと思います。素敵ですね。
      ルイさん、V7と、どうぞ素敵なバイクライフをお送りください。
      納車を心からお祝いいたします。

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  2. ステップ位置は私も少し邪魔な場所にあるように思います。しかしそうですね、いかにもバイクらしいバイクなので「ウケ」がいいような気がします。

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    1. 匿名さん、こんにちは。
      ステップ位置は、「すぐ気にならなくなった」というインプレッションも読んだことがあります。
      人により、また、求めるものにより、印象も変わるのではないかと思います。
      私自身、改装しましたが、それまでの3シーズン、V7のライディングが楽しくなかったかと言えば、全然そんなことなく、とても楽しく、安全に過ごせていましたので。
      外見に関しては、「あまり凄そうでない」、「小さ目でかわいい」というのも、ポイントなのかと思います。最近のフルカウルバイクはデザインが昆虫系というか、結構「凄い」ですから。
      なんかふつうって、ほっとさせるのかもしれません。

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