GW最終日の今日、昼に新千歳空港まで人を送って行って、すごく天気のいい一日だったのだが、体力の限界、午後は泥のように眠ってしまった。
さて、我が愛車、ゆきかぜ号。
MOTOGUZZIのV7Special、2013年モデルなのだが、
その前には18年間カワサキのGPZ1100に乗っていた。
GPZ1100を手離すと決めた時に、後継の機種選びが始まったわけだが、これが簡単には決まらなかった。
半年以上、ああだこうだと考えて、最後はカンで決めたのだが、どうして、V7を選んだのか、ここでもう一度振り返ってみたいと思う。
18年も一緒にいたGPZ1100は、今でも、僕の中で感覚として生きている。
33歳から51歳まで、ライダーとして脂の乗った時期でもあり、人生としては子育ての時期でもあり、広島から北海道への移り住んだ(1999年から)時期でもあり、とても大事な時期だった。
(人生においては、どんな時も大事な時期なんだけれども)
その中で、GPZ1100が僕の傍らにいてくれたことの、その存在の大きさは、計り知れない。
独りで考えたいとき、つらさに耐えがたい時、どうしても心が慰められない時、自分で自分を支えられなくなったとき、僕はGPZで走り、旅に出て、大事な決断をしたり、理屈ではない何かを得たり、走り続けることで何かを洗い流したり…。GPZがいてくれたおかげで、僕は何とか、社会の中に帰ってきて、また生きて来られた。
――そう、そういう面が確かにあったのだ。
今でも、それらの日々は時として切なく、いとしく、時として苦しく、思い出される。
精神的に自分の分身というか、自分の一部のようにも感じられたGPZを手離し、後継機種を決めるということは、当時の僕にとって、大変な課題だった。
たぶん、買った後、10年間は、よほどのことがないと買い替えられない。(経済的に。)
もしかしたら、50代、60代にまたがって自分の所有するバイクになるかもしれない。
また。経済的に複数台所持は難しい。
それに若い頃から、1台だけ所有してきた僕には、バイクは相棒で、その1台と付き合って行く、という感覚が染みついている。
だから僕にとって、GPZ1100の後継機種選びは、単に来年乗るバイクを何にするかではなく、少なくとも50代の間、僕はライダーとしてどんなふうにバイクと付き合い、どんな走りをして、どう、生きていくかを占う重大な決断となってしまう気がしていたのだった。
今週も仕事に忙殺されることが予想される。
ベストシーズンが訪れている北海道だが、来週末も走れることやら。
忙しい日々の、夜の合間に、ゆきかぜに決まるまでの経緯を、少し書いて行けたらと思う。
(つづく)
長きに渡り苦楽(苦楽は言い過ぎかな?)を共にした相棒。。
返信削除その相棒の代わりは居ないんじゃないか?そう感じますね!
種々の事情や自分のいまの体力、、
おっと、次章以降の「ネタ」に絡むかも知れないので今回のコメントはここまでにw
tkjさん、こんにちは。
削除まさしく、おっしゃるとおり、相棒ですね。
「種々の事情や自分の今の体力…。」
…そうなんですよ。
それとこれと、またまたあれと…、と、いろいろ考えました。
tkjさんの「わたしのCBRさん履歴書」、楽しみに拝読します!
KEI Cさん、こんにちは。
返信削除油冷バンディットはネイキッドバイクの中でもコンパクトでハンドリングに優れたバイクだという評価でしたね。
ツインは下から上まで、いつでもパワーがリニアに続いていて、どこからでも開けると正味それがトラクションになる感じがいいですね。
takaです
返信削除バイク選びは、若い頃とは変わりますよね。
解ります。
私も、小3と2歳の子供がいます。
下の子が、産まれた記念に(笑)SRを選びました。
私が46歳の時です。
今後、10年~15年は乗り換えは無理でしょう。
40代~50代~60代と、乗れるバイク。
扱えるバイク。似合うであろうバイク。
維持、メンテ出来るバイク。置き場所を取らないバイク。
そう考えて、SRを選びました。
大正解です。
条件は満たし、走っても低い速度レンジで楽しいから、リスクも少ないし。
私が走る、大阪の北摂エリア~京都南部、兵庫南部には、動力性能も、ピッタリです。
低下した体力や、視力にも(^_^;)
SRを選んだ時を、記事で思い出しました♪
takaさん、こんにちは。
削除子育て時期のバクライフは、また、悩みも多いですね。
総合的に、SRはぴったりだったんですね。
大阪の北摂エリア~京都南部、兵庫南部、いいですね!
今、私の走ってみたいエリアのひとつです。
ちょっと郊外に出ると、山里の風情や、山々の木々の香り。
地形に沿ってこまやかに曲がり、伸びるワインディング。
サーキット志向のハイパーバイクよりも、ロードスターが似合う感じがします。
リズムと開けて曲がるを楽しむロード。変わる景色を楽しむ道。
いいなあと思います。