2016年5月28日

「藤の花、鴨の親子」前田森林公園

連載の途中ですが、今日の午前中、札幌市の前田森林公園に出かけてきましたので。
藤の花が咲き、池には鴨の親子がいました。



前田森林公園は、札幌市手稲区前田にある、約60ヘクタールの緑地、運動公園などの集まった総合公園。
1987年に開園した公園で、森林公園といいますが立っている樹々はすべて植樹されたものです。

特徴的なのは、公園の中に作られた「カナール」と呼ばれる池で、運河というのことになっています。

幅15m、水深30cm、長さは600mあります。

今日、走りに行く予定だったのですが、体が重く、家ですべき仕事もあって走り出せず、朝5時から少し仕事をして、遅い朝食のあと、花好きな妻を誘って、この公園は藤の花を見に行きました。


パーゴラに、紫の藤、白い藤。
花房を下げていました。

遠くに見える山は手稲山。標高は1023.1m。まだ雪が残っています。
山頂まで、札幌市中心部から直線で15km。
札幌オリンピックのアルペン競技場にもなったこの山は、札幌市の中心部からでも車で40分。

スキージャンプ場の大倉山シャンツェは、札幌市の大通りからも見え、ジャンパーはまるで札幌の中心部へ飛び立つようにジャンプしていきます。

大都市の中心部と、冬は雪を被る山々とが、本当に目と鼻の先にある街、それが札幌なのです。



 藤といえば、源氏物語を思い浮かべ、京都のイメージがありますが、ここ札幌でも藤は越冬可能。
公園などにもよく見かけます。

私の職場の庭にも、小さなパーゴラに藤の花が咲いています。




紫も、白も、やはり美しいですね。




公園を見晴らす展望台に上ると、一番上の写真のように、カナールをまっすぐ眺望でき、また、パーゴラを見下ろすこともできます。



次第に人も増えてきました。
カナールを妻と歩いてみます。

家族連れ、老夫婦、犬の散歩の人、一人でランニングしている人。
車いすを中心に、3,4人の仲間。大きなカメラバッグを背負い、長いレンズで走ったり屈み込んだりしている人。
思い思いの休日の午前中です。



振り返ると、さっきいたtねん坊代がカナールの奥の方に見えます。



カナールの中に、鴨の親子がいました。
1羽のお母さん、9羽の子供たち。

ずっと、お母さんのあとについています。
お母さんの表情が、とてもやさしげに見えました。




空は高く。
青く。
風が渡っていきます。

札幌は一年でもっとも美しい季節、6月を迎えようとしています。

2 件のコメント:

  1. 時がゆっくりと流れるような、素敵な空間ですね。
    どうか少しでも、忙しい日常から解放されますように。

    返信削除
    返信
    1. tkjさん、ありがとうごうざいます。
      幾何学的に風景を作る欧州風の庭園は、日本的ではないものの、
      からっとした北海道の風土にはなじんでいるように見えました。
      ゆったりと、幸せそうな人々が散歩する風景は、その場にいるだけでもほっとするような
      そんな風景でした。

      削除