2019/8/25 12:27 |
雲が速く流れる。
大きな気団が見えるようだ。
ああ、それにしても、腹が減った。
道の駅はどこも混み混みだ。
手っ取り早く、お昼を……。
2019/8/25 12:36 |
食ってるうちに、また雲行きが怪しくなってきた。
これは、どこかで雨に当たるのか。
大丈夫。今日は雨合羽をちゃんと持ってきてる。
2019/8/25 12:40 |
ずっと愛用中のクシタニのヒップバッグだ。
サイズが、ゆきかぜのリヤシートにぴったりなことに気づいた。
ちょっと工夫して、固定しているのだが、今日のところは不具合はない。
問題なければしばらく、このまま行こうかな。
なんて考えていると、どうも中山峠の方角が真っ暗になっている。
それを避けて北上してみるか。
国道230から、道道257で北上し、道道97に合流して、京極方面へ行ってみよう。
2019/8/25 12:48 |
まずまず静か。ちょっと風景は寂しいが、こういう眺めが望めるところもある。
羊蹄山は、ここからは頂上付近まで見えるから、朝より見えているが、稜線の向こう側の雲は相当に厚そうだ。
2019/8/25 12:55 |
前方、京極の東の山は、もうすっかり降っている。
2019/8/25 12:55 |
畑の作物は陽を浴びて輝き、尻別岳は雲の下、黒く沈む。
風に雨の匂いが混じり始めている。
少し先を急いで、雨雲から逃げてみようか。
京極町の「ふきだし公園」から道道478を羊蹄山の北側へ回り込み、さらに町道を抜けて北上、国道276へ出て、ちょっと西に向かったらすぐに北上する。
2019/8/25 13:10 |
2019/8/25 13:11 |
羊蹄山の北山麓。雲に覆われ、雲も流れる。
ここは僕がいつも羊蹄山から赤井川へと抜けるときに通るコース。
いつも写真を撮る丘は今日は通過した。
そのかわり、麓で撮ったというわけだ。
2019/8/25 13:11 |
もう少しすると、稲の実りの、とてもいい匂いが、この辺り一面に満ちる。
2019/8/25 13:16 |
この谷を越え、丘に登るとすぐに、大きな白樺の一本樹がある。
西の空はこんなに晴れているのに、北の空は真っ暗だ。
国道393に入り、峠に向かって走ると、しばらくは集落のあるところを走るのだが、大和を越えるとやがて道は完全に山の中に。
タイヤチェーン装着場に寄り、バッグから雨合羽を出して着た。
荷物の中身も改めて袋に入れ直したりして、防水対策をする。
これでよかろう。
装着場を出て走り出した途端に、雨が来た。
激しい雨だ。
合羽に当たってバチバチと音を立てる雨の中を、ゆきかぜと疾走する。
2019/8/25 13:40 |
雨の中、ゆきかぜ疾走。
2019/8/25 13:41 |
雨の中でもグリップ感を失わない。
こういう条件の厳しい中では、僕の経験値の中ではメッツラーは強い。
ゆきかぜの機関も快調。
電気系もトラブルの兆候は一切ない。
雨。
レインランは昔から嫌いじゃなかった。
2019/8/25 13:41 |
それらが問われるステージ。
タフな状況を越えてこそ、ライダーだ。
時に逃げ、時にかわし、安全性を最大限に確保しながら、走る。
レインランでは、停止、小休止でさえも、「ラン」になる。
まだまだ寒いところまではいかないが、秋の雨がアスファルトの熱を奪い、風景全体を冷やしていく。
筋肉の硬直は思考の硬直につながる。
バイクライディングの場合、それは、危険性の増した状態だ。
そうならぬよう、空を見、天候を読み、路面を読み、自分の走るラインを見、
速度、ライン、姿勢、トラクションをプロデュースしていく。
自分で制御し、自分で走りを創り出していくのだ。
ゆきかぜ、安全に、帰るぞ。
秋の雨が、夏の熱をさましていく。
実りの秋が、豊かな秋が、きっと今年もやってくる。
そう信じながら、ゆきかぜと走った。
(秋。完)
東京も夏が短く、もう秋を感じます。
返信削除がががが、、、、
来週は厳しい残暑らしいです…汗
ところで、当方はアメブロに引っ越しました。
(Yahoo!ブログがサービス終了で)
tkjさん、こんにちは。
削除東京って、聞くだけで暑そうなイメージ。
残暑お見舞い申し上げます。
ところで、今年も「集結」したんですね!!
素晴らしいです。
みなさん、お元気でしたか?
アメーバブログ、当ブログのリストの方も引っ越ししております。
これからもCBRさんと素敵なバイクライフを!