2019/8/25 9:04 |
今日が8月最後のチャンス。そして、秋の訪れを出迎える、僕としては最後のチャンス。
先週のように早朝に出る余裕は今日はない。
朝食をとり、ゆっくり出発。
9時頃、国道230号線、中山峠の手前まで来た。
2019/8/25 9:04 |
中山峠まで来てみると、尻別岳も羊蹄山も厚い雲の中で、それも北側の方が雲が厚いようだ。
今日は南西方面へ。
相変わらず、ゆっくり走る。
2019/8/25 9:36 |
道の駅風なのだが、トイレが夜間閉まるので、24時間トイレが使えることが条件の道の駅には該当しない。
でも、地元の野菜が売っていたり、ほぼ道の駅だ。
さて、今日は南西へ……。
洞爺湖へ行ってみよう。
いつも拝読している『此先松倉』の緒崎さんが、「8月22日のツーリング ぶらっと洞爺湖へ」で書かれている、「月浦展望台」。
洞爺湖は好きで、行けるようなら毎年複数回は行く湖なのだが、月浦展望台はいったことがない。
そこを探して訪ねて行こう。
その場で決めて、行くことにした。
でもスマホもないし、手元にある『ツーリングマップル2018』にも載っていないのだが、まあ、道道578号線で月浦のあたりで見つかるだろう、と軽く考えて、いそいそと出かけることに。
今日は洞爺湖へ行って、展望台から眺めて、湖畔の西側だけを半周したら帰るだけ。
疲れて来週からまた忙しい日には、ちょうどいい感じだ。
ゆっくり行こう。
どうせゆっくり行くなら、寄り道しながら行こう。
地図を見ると、道道560号線は洞爺湖に行く手前で途切れるのだが、そこから西へ細い脇道がなんとか国道方面、道道66号線で洞爺湖畔で降りる道につながっているようだ。
ちょっとこれは行ってみよう。
…と思って、その道道560号線へ入るのにも迷ったりしながら(さすがノーナビゲーション)走っていってみた。
2019/8/25 10:00 |
景観もよく、車が車列を作っていることも多いが、流れはたいてい順調だ。
でも、一本外れた田舎道で、交通量ほぼ皆無というが、バイクにはなんだか気持ちいい。
畑の中の道。
路面には、農作業車の落とした土が点在し、どかっとまとまって落ちているところでは、香ばしい土の匂いがしたりして、それもまた、気持ちいい。
堆肥の匂いがするときもまれにあるが、完熟した堆肥なら、雑菌が死滅するので(堆肥の発酵温度は、時により70℃にも達し、雑菌のかなりの数が死滅して嫌な臭いがしなくなる)、これも慣れると、悪くない匂いだ。
もちろん、四六時中かぎ続けてと言うわけではなく、路上で、ふと匂う程度なら、というわけだが。
ちょっと休憩させていただく。
ああ、それにしても、空が秋の色だ。
2019/8/25 10:00 |
カボチャの匂いが立ち昇っている。
その奥は何だろう。
2019/8/25 10:01 |
畑の中に積まれたのは収穫カゴ。ジャガイモの収穫をしたのかな?
都会に住み続けているが、農の風景の中にくると、いつもほっとする。
少し伸びもして、でも、あまり長時間とどまると、不審者になってしまう。
ぼちぼち出発だ。
2019/8/25 10:09 |
雲の間から空き特有の深い青。
太陽が顔を出したり、隠したり。
もうすっかり秋だ。
2019/8/25 10:10 |
秋の訪れを、優しく告げる風。
軽く揺れるススキの穂。
ゆきかぜと土手と、その向こうに見える空を記念撮影。
2019/8/25/10:17 |
気がつけば、舗装が切れる牧場の所まで来ていた。
夏を謳歌したイタドリの葉が枯れて茶色くなり、草々の緑は色を濃くして、
山の向こうに厚い、でも夏の入道雲とはもう違う、秋の雲と、その向こうに秋空。
ここは牧場。
2019/8/25 10:18 |
2019/8/25 10:18 |
一つ上と同じじゃないかって?
いや、もう少し引いてみた…というか。ズームが効かないので、バイクから離れた分しか、画角が変わらないんです。
わずか100mほどではあるけれど。
そう、こうして歩くことも、いいものだ。
急ぎの旅ではどうしてもバイクの側にいて、写真を撮ったらすぐ走り出すリズムになるのだが。
2019/8/25 10:18 |
リーダーだろうか。
風格のある一頭だった。
ごめん、あんまり長居はしないよ。
できるだけ静かに、立ち去ることにした。
さてさて、ここから細い道を…と思って、道の入り口から50mくらい入ったのだが、
今回は行くのをやめた。
道なんだから行ってもいいんだろうが、どうも人の土地に侵入している感が強く、路面もあまり走られたがっていない感じもして、今回はやめてしまった。
もしももっと軽いオフロード車だったら、行っただろうか。
かわりに、少し戻ってから別の道を、国道230号線への合流を目指して走ることにした。
この道もまた、細くて山の中で、舗装路なんだけど路面にはいっぱい土が落ちていたり、先が見えなかったり見通しがよくなったりと、とても変化に富んで面白い道だった。
面白くて、今度は止まって写真を撮るのを忘れている。
気まぐれっていうのは、なんだか、つじつまが合わないものだけど、
それだけに、楽しい。
だいぶ下ってきたな…と思っていたら、景色が開けた。
2019/8/25 10:35 |
山から谷へ、景色が開く瞬間。
今度は止まって、少し休憩した。
ちょっとだけ歩いて、写真も一枚。
後でわかったのだが、ゆきかぜの向こうに見える青い屋根、煙突、赤い屋根の家は、陶芸の窯元だった。
ここからもいい景色が続くのだが、そこから川の流れのように下っていって、国道230号に合流するところで、
2019/8/25 10:44 |
後ろに見える山の森の中から走ってきたのだ。
2019/8/25 10:44 |
ここは、洞爺湖町大原。大原ふるさと会館のすぐそばだ。
寄り道楽しかった。
洞爺湖へ
行こう。
(つづく)
ご紹介頂きありがとうございます。
返信削除手元にあるツーリングマップル2016にも、月浦展望台はありませんでした。
展望台までの道も、道道578号扱いになっておらず、この先の展開が大変気になりました。
次回が一段と楽しみになりました。。。不謹慎ですみません。
緒崎さん、こんにちは。
削除緒崎さんの道の探訪、いつも楽しみに拝見しています。
月浦展望台、メジャーじゃないのに、素敵な展望台、
家に帰って、グーグルマップで見ると、ちゃんと道道578沿いにありました。
さて、この日の顛末は……。
よろしければ、続編を、お楽しみください、なんつって。