十勝に住んでいた時、幼い子供を連れて、来たことがある。
ホームページでは、新しい展望テラスも今年完成したらしい。
しかし、十勝平野は北の方ほど、雲が厚くなっていた。
どうしようか……。
もしかしたら、雲の中かもしれないし、雨が降っているかもしれない。
十勝平野の南側は晴れてるみたいだし……。
少し迷ったのだが、行ってみることにした。
なんだか、今日は行きたかったのだ。
2019/8/13 8:02 |
展望テラス前の駐車場についたのは、午前8時だった。
午前8時、曇りだというのに、駐輪場に亜h、バイクが並び始めていた。
この後も続々やってくる。
もう駐車場整理の係員の方がいらっしゃって誘導しているのだ。
きっと今日は、すごく賑わうことになるのだろう。
2019/8/13 8:01 |
これは、展望テラスができる前のトイレ棟と、看板の側に置かれているトラクター。
2019/8/13 8:03 |
木製のベンチがあり、たぶん、もともとあった岩だと思うのだが…があったり、
眼下に緩やかな傾斜の草原が広く続いている。
これがナイタイ高原牧場だ。日本一面積の広い公共牧場らしい。
2019/8/13 8:03 |
何か、見つけたのか、うずくまって写真を撮っている。
左手に続く斜めのものが展望テラスの半地下部分で、襟裳岬の風の館のように、景観を壊さないように、建物を考えて作ったらしい。
こちら側にも広く牧場が続いている。
ちょっとだけ、風に吹かれていたのだが、牧場の中の道をゆっくり走りたくなった。
ゆきかぜのエンジンをかけ、ゆっくりと麓まで下った。
さて、麓で、もう一回、今度はゆっくり上っていく。
これを速くやったらローリング族(死語)だなあ…なんて思いながら、上っていった。
2019/8/13 8:18 |
向こうの雲の奥にさっきまでいた展望テラスの駐車場がある。
雲が斜面に沿い、斜めに降りてきているので、実際には霧の中に入らないのだが、麓からは見えにくい。
2019/8/13 8:22 |
丘の先にずっとどこまでも、十勝平野が続いている。
ああ、広い。
陳腐な言い方だが、そんな陳腐な言葉しか、出てこない。
2019/8/13 8:22 |
広く、雲が遠くまで、横から見える。
まるでアニメ作品か何かのようだ。
いや、これはおかしい。
アニメ作品がまるでナイタイ高原の風景のようなのだ。
2019/8/13 8:22 |
徐々に降りてきた。
でも晴れ間の筋が見え、それが走っていくのが見える。
2019/8/13 8:24 |
晴れ間が走っていく。
風の音。
2019/8/13 8:24 |
平野の方角は晴れて、空が明るい。
さて、少しまた、登ろう。
2019/8/13 8:26 |
牧場なんだから、牛はいっぱいいる。
向こうの斜面にも。
のびのびと。
車やバイクが通っても、驚いたり、警戒したりしない。
ナイタイ高原もだいぶ有名になった。
20年前は、こんなに人は来なかったし、牛たちは、ここまで車やバイクに慣れていなかった。
なんでもないように、草を食む。
2019/8/13 8:27 |
同じ場所から麓方面を見返す。
バイクが上ってくる。
2019/8/13 8:31 |
もうだいぶ上ってきた。
さっきいたのと同じ高さの草原がずいぶん下に見えている。
もう、頂上はすぐそこだ。
2019/8/13 8:31 |
こんなカーブに心寄せるのは、ライダーくらいか。
2019/8/13 8:32 |
みんな手を振る。
みんな幸せそうに走っている。
北海道ツーリング。
やってきた思いに、胸膨らませて。
そう、僕だって、北海道ツーリング中だ。
日帰りだけど。
さあ、あと、ちょっと上ったら、頂上だ。
今度は、ちゃんと下って、走っていこう。
もう一か所、訪ねたい道がある。
(つづく)
0 件のコメント:
コメントを投稿