　風のＶ７: 陽射しと、木蔭。（１）

2019年8月4日

陽射しと、木蔭。（１）

8月4日（日曜日）北海道はずっと暑い日が続いている。
今日はOFF日。
頚椎ヘルニアの具合と相談しながら、久しぶりに、少し走りに出ることにした。
出発は午前9時。ゆっくり、慎重に。
札幌の街を抜けて北上。
当別方面へ走っていった。

2019/8/4　9:25　当別町の農道で。

フルメッシュのジャケットを着てきたのだが、暑い！
そして陽射しで背中が熱い。

夏だ。

こんな「夏」を、全身で感じながら走ることは、久しぶりな気がする。

今年は、郊外へ走り出たのが、まだ3回目だ。
それでも、走っていると、なんだか幸福感に包まれていく。
不思議だ。

同刻、同所

穫り入れ前の麦畑の横を通った。
国道を逸れた、横道。

ちょっと足を止める。

同刻、同所

隣には、刈り入れが終わった作物の茎や葉がロールになっている。
道と、電信柱と、畑、空。
遠くの山。

こんな風景が好きだ。

でも暑い。
止まっていると、汗が噴き出してくる。

日陰が恋しい。
喉が渇く。

さっそく日陰に移動し、早くコンビニによって飲料を入手しよう。

2019/8/4　9:37　当別町の農道。

ちょっとすすんだところに日陰があった。さっきから10分しか走っていない。
でも、日陰。いいじゃん。
さっそく休むことにした。

そう、今日はリハビリランでもある。
ゆっくり行こう。

ヘルメットを取ると、汗で髪が（この２年ですっかり薄くなってしまった）べしゃべしゃに濡れていた。

そういえば、若い頃、尾道あたりで暑くてたまらずに、小学校の校庭の水道をお借りして、頭を水でばしゃばしゃ洗ったことがあった。
22歳だったか。
あれから35年経ったわけだ。
めっきり暑さに弱くなってしまったが、暑さに参っていたのは、若い頃だってあったんだな……と、なんだか急に思い出した。

2019/8/4　9:55　道道527

当別町で水分補給して、道道527号を北上する。
この道はよくselenさんが走る道。
もしかしたら僕は初めてかもしれない。
とてもいい道だった。
もっといいところはいっぱいあったのに、気持ちよく走っていて、写真を撮っていない。

こんなのが一枚だけだ。

道道527でそのまま石狩市、望来（もうらい）へ。
国道２３１に出たら、日本海沿いを北上する。

今日は8月最初の日曜日で、連日暑くて、晴れて、北海道の短い海水浴シーズンのただなかで、
つまり、海へと向かう家族連れの車やら、いつも走っている大型トラックやらで、国道は混みこみ。

車の行列ができて、信号待ちだと長い列が停まる。渋滞みたいだ。
海水浴場がある望来も厚田も、渋滞になっていた。
暑くて、晴れて、家族連れの海水浴。

夏だ！

僕は厚田の道の駅に寄らず、そのまま北上を続ける。

少し道が空いてきた。