2022年3月4日

ロシアのウクライナ「ザポリージャ原子力発電所」攻撃を非難する。

 樹生和人です。
この週末から、今シーズンのMOTOGPが開催します。
新しいライダー、新しいマシン、それによって変化したライディングや戦略など、
興味深い話題が満載なのですが、
今日のロシアによるウクライナの原子力発電所攻撃は、このブログでも触れることを避けられないものです。



各TV局などの報道にもある通り、ウクライナのクレバ外相は4日、ツイッターで「ロシア軍があらゆる方向から攻撃している。すでに火災が起きている。もし爆発したらチェルノブイリの10倍の影響が及ぶ。ロシア側は直ちに攻撃をやめるべきだ」と訴え、
世界中の各方面から、ロシアの攻撃に非難の声が上がっています。

一歩間違えば、チェルノブイリ原発事故の10倍の被害が出ると言われる、原発への攻撃は、まさに無差別殺戮行為であり、その影響は国境も越えていきます。

NHKのニュースサイトでは、原子力発電所が占拠された今回の場合の問題点、安全性を確保するための課題などを、専門家たちの声を載せる形でまとめています。


一つの国を、一方的に攻撃することも許されない行為ですが、さらに、その目的のために、広範囲、長期間にわたって人々の命を奪い、人々を苦しめ続ける「核」施設を攻撃することは、人類史上なかった。

これは核兵器を使うにほぼ等しい、人類として、してはいけない攻撃でした。

とにかく、攻撃を止め、ウクライナの人々を救わなければならない。

かといって、漫画やアニメや映画のように、攻撃をやり返せばいいというものではない。
たとえば、朝鮮戦争、たとえばベトナム、たとえばアフガニスタン、武力でやり返せばいいというロジックでは、さらに膨大な被害を生み、大きな悲劇を生んできた歴史があります。
NATOがロシアを攻撃すれば、第3次世界大戦になります。

世界中で、たくさんの人が死に、故郷を破壊され、追われ、人生を奪われることになります。

本当にどうすればいいのか、世界は非常に困難な状況に追い込まれています。

まるで他人事のように、ゲームのように、こうすべきだ、ああすべきだという声も飛び交っているようです。

でも、たとえば、今も国境を超えて避難するウクライナの人達はたくさんいて、その人たちのための食糧、毛布、医薬品他、足りていないものがたくさんあります。

たとえば、ウクライナ国内で、この一週間で破壊された都市の中で、やはり医薬品、食糧、衣服、他、切実な物資の不足に苦しむ人たちがいます。

それらの人たちへ、必要なものを早く届けるための「物」、そのための「金」が、緊急に必要になっています。

こうしたことへの支援は、全体局面をどうしようと関係なく、現在、緊急で必要とされているものものです。

こうしたことへの人道支援は、それ「だけ」でいいのかとかいう議論とは別に、切実に必要なものです。

東日本大震災の時、世界中から、物資やお金の支援がありました。

同じように、ウクライナへも世界中から、支援の声と手を、早く届けなくてはなりません。

前回の記事で、このブログでのウクライナ情勢の話題はひとまず措くつもりでした。
しかし、まさか、原子力発電所を本当に攻撃するとは。プーチン政権は、タガが外れてしまい、踏み越えてはいけない線まで踏み越えてしまったように思え、今回、書いてしまいました。


次回から通常のバイク記事もまた上げて行きたいと思います。
前回記事でも書きましたが、それもまた、ウクライナ情勢を無視するということではなくて、大事なことだと思いますので。

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