2022年3月21日

インドネシアGP、ミゲールオリベイラ on KTM 優勝

3月20日に行われたMOTOGP第2戦、インドネシアGPは決勝雨
優勝はKTMに乗るミゲール・オリベイラ選手でした。
写真出典は、すべてMOTOGPオフィシャルサイト、インサイド⇒フォトギャラリー⇒Best shots of MotoGP,Pertamina Grand Prixより。
スコールのためにスタートが1時間15分遅れになり、周回数も20周と短くなってのレース。

午前のフリープラクティスでマルケス選手が強烈なハイサイドで転倒、欠場となるなど、波乱含みでしたが、スタート直前にはかなりの雨。
コースの排水作業などもあり、スタートが遅延されました。

ヘビーウェットはこの週末初。
各チームともセッティングが難しいレースとなりましたが、KTMのミゲール・オリベイラ選手は、3列目、7番グリッドから素晴らしいスタートを切り、1コーナーにはなんと2番手で進入。先頭を走るのは雨で強いジャック・ミラー(ドゥカティ)。5周後、トップに立つとさらにペースを挙げ、最大4秒ほど後続に差をつけて、ほぼ独走の優勝を遂げました。


レース結果は
優勝 ミゲール・オリベイラ KTM
2位 ファビオ・クワルタラロ YAMAHA
3位 ジョワン・ザルコ DUCATI
4位 ジャック・ミラー DUCATI
5位 アレックス・リンス SUZIKI
6位 ジョワン・ミル SUZIKI
7位 フランコ・モルビデリ YAMAHA
8位 ブラッド・ビンダー KTM
9位 アレイシ・エスパルガロ Aprilia 
10位 ダリン・ビンダー YAMAHA

トップ10にホンダが一台も入っていないという結果に。
KTM 2台
DUCATI 2台
YAMAHA 3台
SUZUKI 2台
Aprilia 1台


雨のレースは、最高速、最高馬力よりもつながり、過渡特性、車体トータルのバランスがものを言い、路面のグリップも落ちる中で、いかに限界点を探りつつ走っていくかが問われます。
また、水しぶきで視界が悪くなり、グローブも濡れ、ブレーキングは難しくなり、路面の水膜の厚さもものを言うという、非常に神経戦ともいえるような緊張感を強いられることになります。
半面、最高速、最高Gは落ちるため、筋力的なダメージ、疲労は少なくなります。

雨のレースは、勝者が変わることも多く、見る側からすれば、非常に興味深いレースです。

それにしても、いきなりKTM優勝とは。
しかもこの時点で、
ライダー、チーム、メーカーの3部門で獲得ポイントはKTMがトップと、KTMがMOTOGPに挑戦を始めてから初の快挙になっています。

今年は21戦と史上最も多い大会があり、長期戦でもあります。
これからどうなっていくのか、とても楽しみです。

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