2022年3月8日

ライダーには、ピースサインがある。(爺の戯言編)

 ピースサイン。

バイク乗りたちが走りに出て、道の向こうからバイク乗りがやってきた時、すれ違いざま交わすハンドサイン。

左手を上げ、人差し指と中指を伸ばし、他は丸めてじゃんけんのチョキのように出すサイン。



それは、互いの安全と、いい旅を願う、一種の祈りの交差。神を信じていても、信じていなくても。

バイク乗りは、基本、独りぼっちなもの。孤独なもの。

数を頼りにデカい態度を取る奴を軽蔑し、

「良識」や「常識」という言葉を操って人を傷つけようとする奴を嫌悪する。

何よりも自由を愛し、走ることで生きることを求め続ける。



だから、戦争なんて奴は、大っ嫌いだ。

おためごかしの正義を語って大勢の人を殺し、苦しめ、自分の意見を言わせないようにして、ほんの一部の人間の欲求を満たして満足しようとする。そんな奴らが「国」を語り、人道を語り、正義を語って、平気で人の命、自由、未来を奪う。

ライダーと、戦争は、相容れないのさ。

戦争が始まっちまったら、何ができる?

国として、NGOとして、国際組織として、企業として、個人として、

できることは、少なすぎて本当に腹が立つ。でも、できることをやっていく。重ねて行く。

ひとりの人間が、会社員として何かをし、地域住民として何かをし、家庭人として、また、個人として何かをすることもある。

絵本を読むことがあるかもしれない。寄付をすることがあるかもしれない。企業として物資を送ることもあるかもしれない。身近に起こる差別的な発言を、たしなめることがあるかもしれない。

ライダーは?

ライダーにも、個人として、社会人として、いろいろな面があり、それぞれに何をしたり、しなかったりする。

しかしライダーには、ピースサインがある。

嘘っぱちの権力や、おためごかしの正義を騙る支配者に唾をはきかけ、それでも、どこのだれかも知らない、道の上で遭遇したライダーの安全を祈って捧げるピースサイン。

それは、最初から、反逆と、平和祈念、自由と命のサイン。

今こそ、世界中の孤独なライダーたちと、ピースサインを連ねよう。

その孤独なライダーたちのピースサインが、平和を希求するうねりとして、他のライダーへ、ライダー以外の人たちへ、広がり、力になっていく。

孤独な人間にしか、連帯はできない。

言い換えよう、孤独に耐える決意をした人間にしか、連帯はできない。一人でも走れ。

たくさんの孤独な仲間が、ピースサインを交わし合う。

それぞれのライダーが、それぞれの場所で、行動を始める。


今こそ、ピースサインを! 

くそみたいな戦争に、ノーを突きつけよう。

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