5月3日。憲法記念日だ。
朝、2時半過ぎ起床。
3時出発。
今日は午前中、妻とデート。
だからインプレッサで。
行き先は、日高の「二十間道路」。
北海道の桜の名所の一つだ。
妻は桜が好きだ。
桜を見に行こう。
二人で、車を走らせる。
夜の高速を走り、
苫小牧を過ぎ、鵡川の手前で朝日が昇ってきた。
高速を降りてからは、海沿いの国道を。
海霧がかかり、空は曇っている。
午前5時半。
二十間道路に着いた。
7kmにわたって、エゾヤマサクラの並木が続く。
桜の開花予想では、今日が満開になっていた。
遠くは霞み、並木の果てが見えない。
どこまでもつづく桜並木。
早朝特有の空気。ひんやりと寒い。
エゾヤマサクラは花と葉が同時に出るから、妻の育った広島のソメイヨシノの並木のような、
一面のピンクだけの風景にはならない。
スケールの大きさに圧倒されながらも、妻の頭にはソメイヨシノが去来する。
それは、僕も同じだ。
それぞれの桜にはそれぞれの良さがある。
北海道の桜も美しい。
でも、桜は記憶を想起させる。
5時45分。
既に車が増え、人も多くなってきた。
今日はたぶん、一番の賑わいになるだろう。
桜まつりが催され、たくさんの屋台や、イベントなどもある予定だ。
でも、もうここは僕らにはいいかな。
まだ、朝6時。
もう少し行ったところに、もう一つ桜並木がある。
そこへ行ってみようか。
妻と二人、二十間道路を後に、車を走らせた。(つづく)
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